高校生当時に自分のスケートボードを組んでいただいた方に、

mixiでの再会を通してまたマイボードを組んでもらった、

そんな奇跡の巡り会わせが2年前。

 

そしてまた、同じ時代の再会が訪れた。

 

1970年代後半、創刊したばかりの雑誌Popeyeが

情報源としてのバイブルな時代。

 

スケートボードに明け暮れていた当時、

もうひとつのマイブームに同時に没頭していた。

 

それは、フリスビー。

 

 

frisbee bw

 

「ああ、公園で投げて遊ぶ、あれ。」では、ない。

 

自分も単なる「円盤投げ遊び」と思っていた。

彼らのパフォーマンスを見るまでは。

 

当時、日曜日は歩行者天国だった原宿~代々木公園では

まさにフリークな達人たちが集っていた。

 

スケートボードが地元、STORMYに代表されるような

チームのスーパー・パフォーマンスで黒山の人だかりで

盛り上がっている頃、

 

フリスビーでは、
“YOYOGI FRISBEE FAMILY”が

超人の域に達していた。

 

そう、ふわ~と漂うお遊びではないのだ。

 

一枚のディスクがまるで魔法にかかったかのように宙を舞い、

体中を潜り抜け、飛び跳ね、転がり、また宙を舞う。

 

そんな憧れのスーパーチームにいた方に、30年ぶりに
再会したのだ。

 

これはあまり知られていないことだが、

フリスビーと呼べるのは、実は、アメリカ、Wham-O社の

FRISBEEブランドだけ。

元々は“Frisbie Pie”というパイ皿を投げて
遊んでいた。

 

 

frisbies pies

 

他社のものも含めてのカテゴリー名としては、
”フライング・ディスク”が正しい。

 

逆に当時はWham-OのFRISBEEが主流で、

Popeyeでフリスビー特集号が組まれた週末は、都内の

トイショップやスポーツショップからフリスビーが売り切れた。

 
popeye  frisbee

 

そんなオリジナルなディスクをもう見かけることもないな~と

ネットで検索したら、「あ!!!!、懐かしい~~~~~~!」

 

当時とほぼ同じデザインモデルを含めて、Wham-Oの

FRISBEEがずらりと並んでいるお店を日暮里に発見!!!

 

早速足を運んでみた。

 

まず、吸い込まれたのは・・・

店内一番奥に飾られたずらりとならぶ歴史的な名品たち。

 

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店長さんは、なんか見覚えのあるような雰囲気のミドルエイジ。

 

さんざん、ディスクを見渡して興奮がおさまったところで、

話しかけてみた。


「ネットで調べて来たんですけど、30年ぶりぐらいに
Wham-Oの
ディスクを見てビックリしました。」


それをきっかけに色々と話しているうちに、当時の話に。

 

「僕は代々木公園で、当時、YOYOGI FRISBEE FAMILYって

めちゃうまい人たちに憧れて、教わってたりしてました。」

「あ、YOYOGI FRISBEE FAMILYでした。」

「え、えええええええええ~~~~~!!!!」

 

 

そして、当時の代々木公園は、スケボーもフリスビーも
フリースタイル全盛で、

今、また当時のプレイヤーが復活で始めたり、
まさにフリーなスタイルに
憧れて新しい人たちが始めたり、と、
談義に花が咲きまくった。

 

当時の165モデルを踏襲した2枚を大人買い。



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大きい方は使わずにとっておく(笑)。

 

さあ、スケートボードに続き、FRISBEEも再開だ。

自由な雰囲気の時代に、たった1枚の円盤で一日中
熱中していたあの頃。

 

青空を回転するディスクを受け止めて、また、熱病、再開かも。



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