最近の川淵さんのとある記事に、J-LEAGUE発足当時の言葉があった。

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Jリーグ創設時のスローガンである「走りながら考える」は、
大きな変革を成し遂げた川淵氏の組織運営やリーダーシップ
スタイルを端的に言い表している言葉と言えるだろう。
前例を積極的に作り、既成概念と戦い、道なき道を
舗装しながら走り続けるという氏のスタイルである。

以下、川淵さんの言葉。

「・・・1990年当時、日本で地域密着型のプロサッカーリーグが成功する要素はほとんどなく、『川淵が騒いでいるのは妄言にすぎない』などと馬鹿にされた。唯一の拠り所は競技者人口の底辺拡大で、1970年代にサッカーが小学校体育の正課に採用されたことと、80年代には漫画『キャプテン翼』が大ヒットしたことによって、サッカーを楽しみ、より上のレベルを目指す子供たちが確実に増えていったのだ。この底辺があるのだから、あとは、描いた目標に向かって走るしかない。しかも、前例がないのだから、走りながら考え、工夫を凝らす。そうすることで賛同者が徐々に増えてわれわれの理念が浸透し、大きな変革を起こすことができた」(川淵氏)

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自分は、「走りながら考える」タイプではないと思ってきた。
たぶん、今もそうだろう。
「考えてから動く」とどちらか、と言われれば、後者を選ぶ。

若かりし頃、制作の現場では、いつも「とりあえず走ってしまう」
営業の先輩たちに、「少しは考えてくれよ」と頭に来てたものだ。

「考えずに走り始める」ことがむしろ嫌いであった。
ある意味、そういう人を、というか、スタイルを見下していたかも。

この年になると、色々な人、スタイルがあることは当たり前に
とらえられる。
「まずは走る」人もいるし、それが必要なこともある。

自分は走り出すのが遅いというのも自覚している。

川淵さんの言葉ではっきりわかった。

今までかなり損をしていたな、と。

今も「とりあえず走ってしまって考えない」のはどうかと思う。
しかし、「まず走り始め、その中で考えていく」というのは
似て非なるもの。いや、全然違う。

そして、そこに憧れさえも感じた。
自分が今までやってこなかったスタイルだから。

もし、これから、やけに走っているオイラをみたら、川淵さんの
影響と思ってください(笑)。
そして、安心してください。走りながらも、ちゃんと考えているはずだから。
たぶん(笑)。。。