”Welcome to the Earth - population zero.”


これは興味深かった。

チェルノブイリの原発事故後、
一瞬にして人がいなくなった町がどうなったか。
現実に起こりえることを地球レベルで考えると。。。

人間が足を踏み入れなくなったエリアで
人工のものがいかに崩壊し、
自然がいかに蘇っていくか。。。

LIFE AFTER PEOPLE、
つまり人類が消えてから生命はどうなっていくのか、を
科学者17名の理論と推測をもとにCGで再現した
ヒストリーチャンネルの作品である。


fdcdce56.jpg




http://www.history.com/minisites/life_after_people


まず電気がとまる。
有史以来初の夜、真っ暗な地球が訪れる。

人間に飼われ、餌を探すことができないペットたちの多くは
残念ながら生き残れず、まさに弱肉強食が始まる。

堅牢に見えるビルも崩壊する。

都市には自然が蘇っていく。

紙などの人類の記録も消えていく。
DVDもやがて消えていく。

Life After People Day1から
10年、100年、1000年、10000年単位で
CGでのシミュレーションはかなりリアリティーを持って
人工物のはかなさと自然のたくましさを語っていく。


しばらくの間、残っていく人間の手によるものは
今までも残ってきたもの。
万里の長城、ピラミッド、マウントラシュモア。。。

ウィル・スミスのハリウッド映画「アイアムレジェンズ」は
ラストひとりの人間の話?(=見ていない)だったが、
やはり人間がひとりもいない地球は、それも遠い未来の状態を
なんらかの理論に基づいてなかなか想像するのは、
一個人にはできないだけに、
この発想・企画・映像は興味をそそる。


間違っても、こんなことが、人間の手で起きないように願いながら。


*英語で画像はよくないが、Googleビデオで見られます。(88分)
http://video.google.com/videoplay?docid=4939078184096254535