チェックアウトし、まずは次の拠点となる、横間の満天望へ移動。
荷物を置かせていただき、
八丈富士と双璧をなすもうひとつの山、三原山へハイキング。

まずは山の入り口となるところまでタクシーで移動。
西南サイドはかなりのアップダウンがあり、
山のふもとまではかなり距離があるため、
歩きはメインのハイキングを考え断念した。

タクシーが伊勢崎富次郎商店の前に着く。
ハイキングの途中に売店などないので、
ここで飲み物と食料を買っておく。

山道を登る。ひたすら登る。

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途中、道なき道状態になり、また小道が現れる。

鬱蒼とした緑。酸素が多そうだ。

1時間は登り続けただろうか。
せせらぎの音が聞こえてくる。

少し涼しくなってきた感覚。

突然、目の前が開けた。
行く先をせせらぎが横切っている。

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冷たい水で手を洗い、先へ進む。
ガイドブックによれば、目的地はもうすぐのはずだ。

急な斜面を登り、小さな河の堰き止めを超えたところで
木々の奥に、それはあった。
(川口探検隊風)

唐滝。

絶壁から勢いよく流れ落ちる水。

ただそれだけのことだが、
自然の作り出す造形はすばらしい。

しばし眺め、写真を撮ってから来た道を引き返す。

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来る途中にも標識らしきものはあったはずだが、
全く気付かなかったもうひとつのポイントがある。

硫黄沼。

帰りは気をつけてみていたら、地味に立っている標識を発見。
下っていくと、そこにも(また川口探検隊風に)偉大な自然の造形が。

小さな滝から注がれた水は三原山の中腹に
緑色の池となって溜まっていた。

ダブルで美しい光景を見て興奮しながら下りていく。

富次郎商店のある道路まで戻り、
樫立の町から中之郷までてくてくと歩く。

休憩とお昼を兼ねてmixiで事前に行きますよ!と宣言していた
「古民家喫茶 中之郷」へ。
(夏季営業は10月7日で終了。)

あ~、趣ある造り。

聞けば130年前の家を改装してつくったらしい。
あまり重みというかプレッシャーはないのだが、
なんとも形容しがたい落着きがある。
きっと地元の方は、おばあちゃんの家の記憶、
というイメージかもしれない。

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オーダーを済ませ、待っている間にひとつ見たいものが。
裏庭にはヤギのメアリーがいるはずだ。

メアリーは明日葉を食べて顔を黄色くしていた。

シナモンパウダートーストとチャイ、
そしてあずきかき氷が到着。
おなかが空いていたのもあるが、ウマい!

こういう空間を癒されるというのだろう、
と思わず誰もが日記に書いてしまうような
まったりとした時間が流れる。
エアコンではなく、自然の風が気持ちいい。

短い時間ながらも心身共にリラックスできたので、移動開始。
「裏見の滝」は読めばわかるのだが、
裏側から見られる滝。
音を聞くだけだと、メチャこわいのだが(笑)。
現に、そんな勘違いについて説明書きのボードにも記されていた。

三原山のハイキングのあとは、ちょっとの山道はなんともない。
緑深く茂っている山道を通っていくと、
遠くから滝の落ちる音が聞こえてくる。

普通に落ちてきているのに、なぜかスローモーションの
雨のように見える滝。
裏から見る滝もまた自然のなせるすばらしい風景だ。

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港の海の色がとてもキレイと評判の藍ヶ江港までてくてくと下っていく。
ここはとても「絵になる」港だ。
典型的な日本の漁港というイメージでもなく、
海外のそれというわけでももちろんない。
八丈の南の海への玄関口。
その先は大きな太平洋だ。

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港から戻ってくると露天風呂を発見。
「裏見の滝天然露天風呂」だ。

だれでも無料で入れる。
ただし、混浴なので、水着を着用。

正確には裏見の滝から車道を挟んで、
港に下っていく河沿いのがけっぷちに作られた
緑で覆われた小さな公衆浴場である。
ぼーっと外を眺める。
虫の声を聞く。
空を見る。木々を見る。
水の流れを聞く。

無料で、ご自由に。
なんという贅沢だろう。

自然の恵みでまたリフレッシュして、
気になっていたところへ。

明日葉ソフトクリームで有名な中田商店だ。

5時で終わりだよ、というおばちゃんの声に
ギリギリセーフで入り、明日葉ソフトを注文。
抹茶ソフトとはまた違う明日葉独特の風味と
ミルク(おそらく八丈牛乳であろうか)が混ざりあい、
食べた事のない味わい。
そしてすこしザラッとしたような葉の?感触。
乾いた喉に、すーっと八丈が入ってきた。


さらにアルコールと地元料理でエネルギーを補給すべく、
居酒屋「蓮華」へと向かった。

凍ったビヤジョッキで出てきた生ビールが
長い一日に心地よく響いた。