20代後半にヨットのクルーとして大島、新島、神津島に
11~12時間かけて上陸した以来の伊豆七島。

正直、そんなに期待はしていなかった。

2007年8月14日、火曜日。
22:30。

日の出桟橋を離れた東海汽船。
期待していなかった自分を見事に裏切る旅が始まった。



Day1

三宅島での停泊をはさんで、早朝の船首に見えてきたHachijo。
船が着く底土の港はいたってシンプル。
八丈太鼓が迎えてくれた。

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近くの雑貨店はのんびりとしたムード。
軒先の赤い現役POSTもなつかしい。

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島で最大のビーチ、底土はこの日、数百人で賑わっていた。
透き通った水。
浅瀬に出ていくと、そこには、ニモのような熱帯魚の大群。

一軒だけの海の家。

振り返ると八丈富士。

黒い砂のビーチも岩場の多いこの島では稀少なのかもしれない。

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前半2日の宿はイーストサイド、底土の国民宿舎「サンマリーナ」。
オーナーとは「mixi X 八丈島」で、色々と人や話がつながった。
おそるべしmixi(笑)。 というか、ありがたやmixi。

昼間はベランダから森の向こうに水平線が見える。
緑が濃い。
藍が濃い。

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初日は底土海岸で遊んだあと、街の感覚をつかむ意味でも
夕食は外でとることにした。

地元の料理が食べたいと調べておいた
郷土料理「梁山泊(りょうざんぱく)」へ。

クラフトワークのお店や地元の書店などを通り過ぎ、やっと現れたお店は、
予約がないと告げると、「ごめんなさい~。」

帰ろうとすると4人テーブルに2人で座っていた青年が声をかけてくれた。
「合い席でよければ、どうぞ。」

聞けば彼らも昨日、この店で出会い、今日もまた来たのだという。
焼酎を酌み交わす彼らは昨日出会ったとは思えない。

小学5年の息子は大人の席に混ざって少し恥ずかしい様子。
ここで奇遇なことが発覚した。

島は何回目?どこから来たの?などと話していたら、
一人は「水泳の指導員として小学校に行っていたこともあります。杉並とか。」
「え、僕ら杉並です。」「え?」

なんと彼は息子の通う公立小学校に夏休み、水泳の指導員として来ていたのだ。
お互い覚えていないが、たしかに話を聞くと遭遇している。
八丈島の梁山泊で8月15日の予約なしの夜に再会したというわけだ。

島寿司、明日葉の天ぷら、その他、数々の地元料理を堪能し、
再会を期して、店を出た。

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途中、街灯に集まってきた虫たちとともにやもりを発見。
ここが南の島であることを再認識する。
歩いて宿に帰ってくると、気付かなかったことが。

周りを畑に囲まれて、夜は街灯もなく文字通り真っ暗。
真っ暗な状況がほとんどない都会に暮らす人間にとっては
ちょっとした恐怖感すら感じる真っ暗な道なき道。
それでもなんとか目が慣れてくる。

うわあ。
見上げれば、満天の星。
うっすらと天の川も見える。

ワクワクのスタートを切ったDay1であった。