記憶力が下がったのか、記憶する必要がなくなっただけなのか・・・
ネットのある記事から、気になる話題。
携帯電話を使うようになってから、記憶力が下がった...。
そう感じたことはありますか。
アイルランドの大学教授らがイギリス人3,000人を対象に行った調査によると、
携帯電話などの端末を使う世代は、「自宅の電話番号や家族の誕生日など、
単純な情報を記憶する能力が低下していることがあきらかになった」らしい。
調査では、自宅固定電話の番号を覚えていなかった回答者が25%、
友人や家族3人以上の誕生日を思い出せなかった人は75%にのぼることが判明、
ダブリン大学教授は「現代社会で、記憶を技術に頼るようになっている」とコメント。
日本ではNTT番号情報(NTT-BJ)が「電話番号に関する意識調査」を行ったところ、
調査対象400人のうち、およそ80%の人が、「ここ数年で電話番号を覚えられなくなった」と回答。
恋人の電話番号を覚えていると回答したのは、
未婚男性で15.1%、未婚女性では7.4%のみだったようだ。
一方、携帯電話や情報端末のメモリー機能が出現したことによって、
電話番号や誕生日などを覚える必要性がなくなっただけで、
それを記憶力低下と結びつけるのは科学的ではないという反論もある。
携帯電話や情報端末などは、自分に代わって多くの情報を記録してくれることは事実であり、
短絡的に、記憶力を低下させていると断定するのはどうなんだろう・・・
ということだろう。
たしかに「記憶力低下マシーン」と呼ぶのはかわいそうかも(苦笑)。
これは携帯電話以前から、「短縮ダイヤル」「ワンプシュダイヤル」と言われる
機能が出てきてからのことだと思う。何も携帯に限ったことではない。
記憶力とは、物事・情報を覚え、保持する力。
人間の脳は「神経細胞(ニューロン)」からできており、記憶は、
脳の中の海馬といわれる部分にある「神経細胞」が、
情報や物事を形・色・大きさ・動きなどの要素別にとらえて取り入れる、
という構造らしい。
ちょっとむずかしい話になるが、この神経細胞は複雑な回路で
つながっており、
細胞同士のつなぎ目はシナプスと呼ばれる。
このシナプスに保持されたものが記憶となるが、
シナプスは「使わないと減少する」ため、
一度覚えたことは繰り返して思い出していないと徐々に忘れていってしまう。
(これは実感として理解できる。)
「脳を鍛えるゲーム類のヒットは、このような危機感が
背景にあるのかもしれません。」というコメントがあったが、
たしかにそうだ。
機械に記憶してもらえれば便利、事実上無制限、そして検索も速い。
だから「記憶しなくていい」「機械に任せればいい」のか。
携帯が、電話番号という以前は記憶するのが当然だったものに
深く関わっているために槍玉にあげられた格好だが、
電源が入らない、データが飛んだ・・・瞬間に全てを失うのは
こわいことではないか。
どうにかなる、という前提のもと、機械に頼り続ける自分達。
楽な道は戻れないものだが、そろそろ記憶力をあげないと・・と
危機感だけはつのるのであった。。。
ネットのある記事から、気になる話題。
携帯電話を使うようになってから、記憶力が下がった...。
そう感じたことはありますか。
アイルランドの大学教授らがイギリス人3,000人を対象に行った調査によると、
携帯電話などの端末を使う世代は、「自宅の電話番号や家族の誕生日など、
単純な情報を記憶する能力が低下していることがあきらかになった」らしい。
調査では、自宅固定電話の番号を覚えていなかった回答者が25%、
友人や家族3人以上の誕生日を思い出せなかった人は75%にのぼることが判明、
ダブリン大学教授は「現代社会で、記憶を技術に頼るようになっている」とコメント。
日本ではNTT番号情報(NTT-BJ)が「電話番号に関する意識調査」を行ったところ、
調査対象400人のうち、およそ80%の人が、「ここ数年で電話番号を覚えられなくなった」と回答。
恋人の電話番号を覚えていると回答したのは、
未婚男性で15.1%、未婚女性では7.4%のみだったようだ。
一方、携帯電話や情報端末のメモリー機能が出現したことによって、
電話番号や誕生日などを覚える必要性がなくなっただけで、
それを記憶力低下と結びつけるのは科学的ではないという反論もある。
携帯電話や情報端末などは、自分に代わって多くの情報を記録してくれることは事実であり、
短絡的に、記憶力を低下させていると断定するのはどうなんだろう・・・
ということだろう。
たしかに「記憶力低下マシーン」と呼ぶのはかわいそうかも(苦笑)。
これは携帯電話以前から、「短縮ダイヤル」「ワンプシュダイヤル」と言われる
機能が出てきてからのことだと思う。何も携帯に限ったことではない。
記憶力とは、物事・情報を覚え、保持する力。
人間の脳は「神経細胞(ニューロン)」からできており、記憶は、
脳の中の海馬といわれる部分にある「神経細胞」が、
情報や物事を形・色・大きさ・動きなどの要素別にとらえて取り入れる、
という構造らしい。
ちょっとむずかしい話になるが、この神経細胞は複雑な回路で
つながっており、
細胞同士のつなぎ目はシナプスと呼ばれる。
このシナプスに保持されたものが記憶となるが、
シナプスは「使わないと減少する」ため、
一度覚えたことは繰り返して思い出していないと徐々に忘れていってしまう。
(これは実感として理解できる。)
「脳を鍛えるゲーム類のヒットは、このような危機感が
背景にあるのかもしれません。」というコメントがあったが、
たしかにそうだ。
機械に記憶してもらえれば便利、事実上無制限、そして検索も速い。
だから「記憶しなくていい」「機械に任せればいい」のか。
携帯が、電話番号という以前は記憶するのが当然だったものに
深く関わっているために槍玉にあげられた格好だが、
電源が入らない、データが飛んだ・・・瞬間に全てを失うのは
こわいことではないか。
どうにかなる、という前提のもと、機械に頼り続ける自分達。
楽な道は戻れないものだが、そろそろ記憶力をあげないと・・と
危機感だけはつのるのであった。。。
Comment
PCでの文字変換、携帯のアドレス機能・・・楽になるということは、その分。自分の脳内で行っていた作業を他に委託するということですものね。
Googleを筆頭とする検索機能も、そのひとつだと思っています。
歴史を振り返れば、ソフトとハードは必ずどちらかが先行して発展し、もう片方の機能が追いついた時、新たな進化を遂げて来たと思います。
今のソフト先行型発展にハードが追いつきそうな昨今。インターネットの入り口が、PCや携帯よりさらにと身近なものになったとき、人は「検索する」=「次のアクションを考える」という事をも何かに委ねるようになるのでしょうね。
当然操縦も容易になるわけで。
「すごい」と「怖い」はいつも背中合わせですね。
・・・シナプス減りっぱなし!
お初です。
すごいとこわいは背中合わせ、
そうですね~。
キーボードを打つこともなくなるでしょうし。
テクノロジーは進化して、
人間は退化するのか?
ただ委託しているだけで
退化ではない、と言い切れるのか。
委託と依存も背中合わせで、
電源がないとすべてアウト!では
ヤバイですもんね。
発電機つきのラジオや懐中電灯みんたいな端末が出るのかな(笑)。
コメントする