最近はすっかり更新もご無沙汰になってしまっています。
新しい会社でもやっと落ち着き、また書き始めていきます。。。

・・ということですっかり古い話題になってしまったが、
むしろ、時間が経ってある意味が出てきた、時間が経ってしまっても
書いておきたかったトピックから。

日本中が熱狂したフィギアスケートとWBCの金メダル。
普段はスケートや野球を見ない人も熱くなったはず。

今や、「イナバウアー」はおそらく流行語大賞になるのでは?・・的な勢いだし、
野球に対する関心もかなり上がってきている。

日本選手の活躍によってスポーツへの関心が高まり、個人が元気や勇気をもらい、
副次的には、スポーツ産業にも貢献するだろう。

これはとても喜ばしいこと。 

そんな中、一般的にはあまり注目を浴びることの少なかった(と思われる)
「もうひとつの金メダル」があったのをご存知だろうか。

それは、3月17日のこと。

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(以下ニュースより抜粋)
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【セストリエール(イタリア)飯山太郎】トリノ冬季パラリンピックは17日、
当地で行われたアルペンスキー大回転の女子座位で、
大日方(おびなた)邦子(33)=東京=が金メダルに輝いた。 
日本の今大会のメダルは8個となって、94年リレハンメル大会の6個を上回り、
98年長野に次ぐ好成績となった。

大日方は滑降、スーパー大回転の銀に続き今大会3個目のメダルで、
通算メダル数は8個(金2、銀3、銅3)となり、自身の日本最多記録を伸ばした。

◇大日方「攻め」の気持ちで「金」
一度は目を疑った。 「思うようなラインも取れなかったし、ミスもした」。
しかし、見直してみると電光掲示板の表示は1位。 勝利を確信すると、
右手を何度も挙げてスタンドの歓声に応えた。

出発前に日本で開かれた結団式。 大会に向け、健闘を誓った後
「真のバリアフリーな社会の実現のためにも頑張ります」と宣言した。 
自身のホームページでバリアフリー論も展開。 競技を通じて障害者への
関心を高めることに意欲的だ。

大会中も組織委員会を通じて日本の障害者スポーツの現状を
海外メディアに訴えた。 
自身も毎年遠征などに300~400万円の自費負担を強いられているのが現状。 
障害者スポーツにスポンサーのつく欧米との違いを海外にも発信した。

障害者スポーツの顔だけでなく、競技を通じて障害者への理解の向上にも
挑む大日方。 そのためには勝つしかなかった。 目標は「表彰台の真ん中に
2度以上立つこと」。 最終戦の回転も、狙うは金メダルだ。【飯山太郎】

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ニュースで垣間見た方も多いかもしれない。

しかし、その日のニュースだけで、おそらく5分程度で、
ハイライトが終わってしまったように感じる。

パラリンピックでの金メダル・・・それは世界一の証なのだ。
あまりにもその取り上げられ方が違うことに、少なからずがっかりした。

がんばった人が・・おそらく大日方さんの努力は経済的な支援も含めて、
並大抵のものではなかっただろう・・もっと報われる日本であって欲しいと思う。

そして、金メダルは、日々、色々なところでうまれている。

地方都市の名もない小学校の対抗試合や、社会人のリーグ戦、などなど。

マスメディアでとりあげられることが全てではないが、より多くの人が、
がんばった無数の金メダリストに惜しみない賞賛と理解がもたらされる、
そんな社会に向けて、マスメディアが無理でも、ブログやSNSや、
はたまたクチコミで、広まっていくことを強く願う。

そして、無数の銀メダリスト、銅メダリストにも。。

しかし、そこには人々の「関心」と「リスペクト」があることが大前提になる。

どれだけの関心とリスペクトを発信できるか。

ココロの金メダリストなら、誰にでも目指せるはずだ。