1975年、13歳で始めたスケートボード。
お年玉がたまるたびに新しいボード+トラック+ウィールを
買い換えていた。

そして、あれは確か15歳、高校1年生のこと。。。


当時からブランク無しに今も続けているスケーターはほぼ皆無に近いが、
「復帰した!」というオヤジ・スケーター(Oya-Z Ska8ers)はかなり多いことが
mixiのコミュを見ていてわかっていた。
あしあとがキッカケで、とあるSk8ショップのオーナーさんとmixiメッセで
昔話に花を咲かせていた。
代々木公園かどこかで会っていたかもしれませんね(笑)、と。

15歳の自分が、自由が丘(目黒通り沿い)のTown&Country(当時)で買ったボードは
その時代に最もイケていたフリースタイルのセット。

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デッキテープの真ん中に空いている円がDogWalkという技を決めるのに
大切な、スケートシューズが滑る仕掛け。
というマニアックな話題をしていると、そのオーナーさん いわく。
「もしかして、そのボード、ウッドのテールスライドがついてません?」
「はあ、ありますねえ。」「そこには赤いT&Cのロゴがついてません?」
「ええ、うっすらと。今ほとんどないですが、確か赤いロゴでしたね。」
そこからいくつかやりとりがあった。





「間違いない。そのボード、オレが組んだものです。」





そう。30年前、自由が丘のT&Cで僕のボードを組んでくれた、
まさにその人だったのである。

以前の日記でスケボー復活予告宣言をしたが、
今回、30年ぶりに、Sk8を復活したいなとなんとなく思っていたところに
この奇跡!
21世紀の(笑)最新ボードを組んでもらう人はその瞬間に決まった。

たま~にコンビニに買い物に行くのに乗ったりという程度で
この20世紀のボード君は埃をかぶっていることはなかったが、
あまりにもカワイそうな乗られ方しかしていていなかった。

自由が丘で30年前に自分が組んだボードに会えるというのはオーナー本人にも
思いがけないことだったようだ。
ショップへ訪問し、感動のHug!
そして愛おしいボード君と30年ぶりのご対面をしてもらった。

今世紀のスケートボード関連アイテム事情は全くわからないながらも、
事前に新しいボードのライディングイメージを伝えたところ、
適切なセットを既に組んでくれていた。

30年前の当時、日本からカリフォルニアに移住し、日本人少年スケーターたちの
アイドルの一人であったDogTownの伝説の黒い長髪スケーター:
SHOGO KUBOのモデルという泣かせるチョイス。
トラックもウィールもサーフスケートやボウルライディングには
安定感と操縦性がよいオヤジにもFitするすばらしいセットを用意してくれた。

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そして、世紀をまたいだ2つのボードの2ショット!
これらを組んだ人、組んでもらった人が、30年の時を超えて再会したことを祝って。

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この日のオイラは完全に少年顔だったに違いない。
新しいウィールが目の前で音を立てずにスーッとまわっているのを見るワクワクは、
あの時も今も全く変らないからだ。



さあ、スケート人生、第2章の、開幕だ。