映画でスーパーマンを演じたクリストファー・リーブ。
落馬事故から脊髄損傷で首から下が全く動かなくなってしまった。
そして、昨年、惜しまれながら亡くなった。
・・・それぐらいしか、知らなかったのだが、
テレビの特集で、彼の奇跡についてのストーリーを見た。
落馬から5年。
当時3歳だった息子のウィルも8歳になった。
自分の父親の状況がハッキリわかる年頃になって
ウィルは母に語った。
「お父さん、手が動かないんだよね。」「うん・・・」
「足も動かないんだよね。」「ええ。。。」
「でも、まだ笑うことはできるよ!」
この息子の言葉を聞いたリーブは俄然勇気を持って
リハビリに励んだ。
妻の絶大な支えもこれを後押しした。
今まで全く前例のない中、ある日、奇跡が起こった。
彼の妻が病室でいつものように夫を見ていると、なんと・・・
指が動いた。。。
脳からの指令が行かないので、動くはずのない指。
その後は、このありえない奇跡に続いて
必死の、文字通り歯を食いしばるリハビリを続けて、
手が動く、足が動くようになった。
「欠落損傷した信号の流れが、リハビリの中でつながり始めたのでしょう。」
と専門家の医師も驚きを隠せない。
特集の中で、彼のステキな言葉を聞いた。
(記憶から書き起こしたので、ちょっと変わっているかも。)
「・・・ここまで回復するのはやはりスーパーマン・・・とも言われた。
でも、そんなこと、ないんだ。
みんなが、誰もが持っている、勇気や、がんばりや、
あきらめない気持ち。
それをもって目標に向かっていけば
必ず想いはかなう。
みんなだってできるはずさ。
・・・スーパーマンじゃなくたっていいんだよ。」
リーブのあと、勇気を持って、目標に向かう
同様の患者が増えたのはいうまでもない。
元スーパーマンの、言葉は
ズシンと胸に響いた。
*ネットで調べたら、さらに彼の功績がわかった。
皮肉なことに、彼の残したことは、やはりスーパーマン級だ。
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20041013307.html